前回の続き
前回、昨年末に買った肥料散布機(タイショー グランドサワー)をメンテして、本体をトラクターへ装着までやりました。
今回は配線と自作した大量散布ロールが動作するか確認します。
配線
バッテリーからプラスマイナスの配線が必要なので、プラスはバッテリーから、マイナスはボディーアースのから取りました。
マニュアルによるとバッテリー取り出し配線には15Aのヒューズを取り付ける指示になっていましたが、コントローラ側の配線にも5Aのヒューズがついていたので、バッテリーから直接平型のコネクタをつけました。
キャビン付きトラクターでも引き回せるように配線が長いです。
ぐるぐるにしてタイラップ固定しました。
本体の配線もOK!
コントローラーはどこに留めようかな・・・。
専用のステー作るのは時間かかるので・・・。
悩んだ末、タイラップで、ロールバーに直固定しました。w
そのうちちゃんとしたステー作ります。
動作確認
左は、3Dプリンターで自作した大量散布ロール、右は、標準散布ロールです。
メンテしたかいあって、シャフトがスムーズに回って、問題なさそうです。
散布ロールによる、肥料散布料の計測
まず、どれくらいの肥料が排出できればいいのかを検討します。
うちのトラクターのロータリー幅は1500mmで、作業速度は、低2速(0.9km/h)か低3速(1.4km/h)なので、マニュアルによると、10a走るのに、30分~45分くらいでしょうか。
ケイフンは10a当たり4袋(60kg)撒いているので、30分だと散布ローラ1台で1kg/分、45分だと0.7kg/分ということになりました。(実際に散布するときは、散布ローラ2台です。)
対象のペレットケイフンがどれくらいで散布できるか、標準散布ロールと自作した大量散布ロールで、コントローラーのメモリをパラメータに計測してみました。
バッテリーの電圧が落ちると散布量が変わりそうなので、
トラクターのエンジン回転数は2000rpmにしました。
テスト肥料はペレットケイフン(余ってた)9.4kgを散布ローラ1台で計測しました。
テストケース | 散布ロール | コントローラメモリ | 排出時間 |
---|---|---|---|
1 | 大量ロール | 3 | 6分12秒 (1.5kg/分) |
2 | 大量ロール | 4 | 4分26秒 (2.1kg/分) |
3 | 大量ロール | 2 | 6分45秒 (1.4kg/分) |
4 | 大量ロール | 1 | 11分 (0.85kg/分) |
5 | 標準ロール | 7 | 8分50秒 (1.06kg/分) |
同じペレット肥料を何でもテストすると、ローラから出るときに多少は砕かれ小さくなるので、後半のテストは想定しているよりも多く出ていそうです。(計測しているときは散布ローラが1台分なのを忘れていて、2kg/分を目指してサーベイしていました。orz)
結果としては、標準ロールでも出せなくはないが、ペレットが砕かれるので大量散布ロールで低回転で回したほうが良さそうでした。
ペレットケイフン&大量散布ロールの組み合わせでは、コントローラのメモリ1.5くらいが良さそうです。
まとめ
グランドソワーをトラクターに取り付け、配線と実際の対象となる肥料の排出時間の計測ができました。
実際に肥料を撒くときは、トラクターのソフトは低速の2速か3速で、グランドソワーのコントローラのメモリは、1.5~2くらいでやるのが良さそうなのがわかりました。
次は、実際に試してみます。
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