グランドソワー散布ローラー考察

グランドソワーの散布ロールは自作できるか?

先日、3Dプリンターで作成した、金歯大量散布ロール。

標準散布ロール

グランドソワーに付いてるノーマルの散布ロールです。
左右の金属部は長いボルトで留っていて外した状態です。

複数のパーツで組まれていてバラバラになります。

なんで、一つの樹脂で作成されていないのか不思議だったんですが、どうやらグランドサワーの複数のラインナプに対応するために部品の共通化を図っているみたいです。

どういうことかというと、グランドサワーはトラクターの幅に合わせて、現行のラインナップだと、55L、70L、110L、140Lの4つがあります。
それぞれ、こんな仕様になってます。

タイショー グランドソワーUX現行ライナップ
  • 55Lは、1つの散布ロールから4本のホース(4ホース/ロール)
  • 70Lは、2つの散布ロールから4本のホース。(2ホース/ロール)
  • 110Lは、2つの散布ロールから6本のホース。(3ホース/ロール)
  • 140Lは、4つの散布ロールから8本のホース。(2ホース/ロール)

つまり、1つの散布ロールからホースが出る本数が2~4本の3つのラインナップが必要なので、散布ロール3種(ノーマル、大量、少量、微粒)✕4タイプで、合計12種類の部品が必要なります。

ノーマルの散布ロールは、細い幅の排出ロール+円柱のロールでできていて、大量散布ロールは円柱部も排出ロールになっています。なので、ホースの本数により円柱部3種、大量散布用3種で、合計7種類で、ノーマルと大量散布ロールが製造可能です。で、少量と微量ロールは、ノーマルの細い幅の排出ロールの排出量が小さいのを各1種作ればいいので、合計9種類でカバーできます。

なんだ3種類だけしか減らないじゃんと思うのですが、小さいパーツを沢山作った方が、プラスチック射出成形の金型が小さく安い+スケールメリットでさらに安く製造できるのということなんじゃないかと思います。

消費者としては、石を噛み込んで部分破損したときに細かいパーツ単位で交換できたらいいなと思うんですが、そういう部品供給はされてないみたいですね。。

自作した大量散布ロール

3Dプリンターで、フィラメントはシルクPLAの金色を使いました。
PLAは植物由来のプラスチックで、もし破損しても、水とCO2に完全分解するので安心です。

で実際に、10aほどですが、使ってみた結果です。
多少は角が丸くなってますが、破損等なく全然問題なかったです。

少量散布ロールも作れる!

マニュアルから散布ロールの幅ですが、標準が13.5mmで少量散布ロールは11mmでいいみたいです。
CS-100Rに設定がない微量ロールも3Dプリンタなら自作可能ですね!

まとめ

  • 3Dプリンターで自作した大量散布ロールは十分実用になった。
  • CS-100Rにないラインナップの散布ロールも自作可能!
  • メーカーに怒られるかもだけど、販売したいなぁ。どうですか?w

コメント

タイトルとURLをコピーしました