2023年 お米作りの準備(荒代かき)

代かきとは?

稲を植え付けするまでに、必須な準備作業は、以下の2つです。

  • 田起こし(肥料撒き)
  • 代かき(荒代かき、本代かき)

代かきは、田起こしした後に、田んぼに水を入れた状態で、水と土をかき混ぜて、トロトロの状態にする作業です。
水と土をきれいに撹拌することで、昨年の稲わらや雑草を鋤き込み、酸素の取り込み、肥料の撹拌、雑草抑制、土の凸凹を平らにして、植え付け後の成長の均一化、等々の効果があります。

今年は、田起こしまで終わってるので、代かきをやっていきます。
代かきは、毎年作っていて環境のいい田んぼであれば、1発でもOKですが、
一般的には、荒代かきと本代かき2回やるパターンが多いと思います。

うちも荒代かきからやっていきます。
植え付けの1週間以内にやるのがいいみたいですが、このあと畦塗りをするので、荒代かきを早めにやります。

その前に

今年は肥料はペレットけいふんを撒いていますが、珪酸(スーパーシリカ)を撒いていないので、グランドソワーで荒代かきと同時に行います。
(本当はハローでやりたいところですが、スーパーシリカを撒きたいのでロータリーで荒代かきします。)

グランドソワーでシリカを撒く前に、散布量がどれくらいでるかを調べます。

スーパーシリカは標準ロール

ペレットケイフンは、大量散布ロールで撒きましたが、スーパーシリカは粒径が2~3mmなので、標準ロールに付け替えます。

付け替えるのに、ロールを分解して組み直します。
(組み換えが面倒なので、一体物を3Dプリンターで作ろうかな・・・。)

排出量・時間 調査

スーパーシリカは、10a当たり、3~5袋が基準らしいので、3袋(60kg)を基準にします。
ロータリー幅1500mmで時速1km/hだと、10a当たり40分くらいなので、1.5kg/分で、散布ロールは2台なので、750g/分・ロールです。

スーパーシリカの1.5kg使って、排出時間2分前後になるように目指します。

#1

コントローラメモリ:2.5

排出時間:1分28秒

ちょっと落ちるのが早い。

#2

コントローラメモリ:2.0

排出時間:1分44秒

もう一声遅く落ちてほしい。

#3

コントローラメモリ:1.0

排出時間:2分24秒

もう少し早く落ちてほしい。

#4

コントローラメモリ:1.25

排出時間:1分58秒

大体これくらいで良さそう。

メモリ1.25で良さそうです。

荒代かきやってみた

1枚目

いきなり、作業終了後ですが、トラクターの低速2速は、0.9km/hなので、予想よりもスーパーシリカ入ってる感じです。

代かきはトラクターが激しく汚れる作業です。(ドロドロ)

タイヤのトラクターよりもフルキャタの方が、掃除大変そうです。。。

2枚目

Before
いつもは水が入るのに何日もかかるのですが、今回は畦皮むきしてぐるっと1周溝があるので、水の入りがとてもいいです。昨年の秋に田起こししたのが効いているのか、水の浸透も早い感じです。

トラクターで奥に水を引っ張って行きましたが、均質になるのに時間かかりました。
フルキャタのトラクターは、ロータリー上げたまま走って、踏んだところに水を引き込んでから、代かきしたほうが捗りました。

3枚目

3枚目は、ちゃんと水が入っていたので、比較的楽に作業できました。

盤が浅くて石があるところで、ロータリーが跳ねたときにグランドソワーの蓋が吹っ飛びました。
(元々、割れていたのも同じことをしたか、取り外した際に落としたんですかね。。)

Before

After
代かきした翌日の写真です。

スーパーシリカ使用量

グランドソワーのダイヤル1.25、標準ロール、トラクターは低速2速で、トータル3.75袋(75kg)使いました。60kg予定が75kgでした。計算するのに、トラクターの速度(1.0km/h)が実際はそれよりも遅かったことと、重なり幅が少し広かったでしょうか。
1反弱なので、基準量の中の上になりました。

まとめ

  • 荒代かきまで終わりました。
  • スーパーシリカのグランドソワーの散布量は、標準ロールでトラクター速度0.9km/h、コントローラダイヤル1.25で、10a弱で75kgでした。
    (次回は、ダイヤル1.0でやろうと思います。)
  • 次は、畦塗りをします。
  • 本代かきは、ハローでやります。

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