代かきとは?
稲を植え付けするまでに、必須な準備作業は、以下の2つです。
代かきは、田起こしした後に、田んぼに水を入れた状態で、水と土をかき混ぜて、トロトロの状態にする作業です。
水と土をきれいに撹拌することで、昨年の稲わらや雑草を鋤き込み、酸素の取り込み、肥料の撹拌、雑草抑制、土の凸凹を平らにして、植え付け後の成長の均一化、等々の効果があります。
今年は、田起こしまで終わってるので、代かきをやっていきます。
代かきは、毎年作っていて環境のいい田んぼであれば、1発でもOKですが、
一般的には、荒代かきと本代かき2回やるパターンが多いと思います。
うちも荒代かきからやっていきます。
植え付けの1週間以内にやるのがいいみたいですが、このあと畦塗りをするので、荒代かきを早めにやります。
その前に
今年は肥料はペレットけいふんを撒いていますが、珪酸(スーパーシリカ)を撒いていないので、グランドソワーで荒代かきと同時に行います。
(本当はハローでやりたいところですが、スーパーシリカを撒きたいのでロータリーで荒代かきします。)
グランドソワーでシリカを撒く前に、散布量がどれくらいでるかを調べます。
スーパーシリカは標準ロール
ペレットケイフンは、大量散布ロールで撒きましたが、スーパーシリカは粒径が2~3mmなので、標準ロールに付け替えます。
付け替えるのに、ロールを分解して組み直します。
(組み換えが面倒なので、一体物を3Dプリンターで作ろうかな・・・。)
排出量・時間 調査
スーパーシリカは、10a当たり、3~5袋が基準らしいので、3袋(60kg)を基準にします。
ロータリー幅1500mmで時速1km/hだと、10a当たり40分くらいなので、1.5kg/分で、散布ロールは2台なので、750g/分・ロールです。
スーパーシリカの1.5kg使って、排出時間2分前後になるように目指します。
#1
コントローラメモリ:2.5
排出時間:1分28秒
ちょっと落ちるのが早い。
#2
コントローラメモリ:2.0
排出時間:1分44秒
もう一声遅く落ちてほしい。
#3
コントローラメモリ:1.0
排出時間:2分24秒
もう少し早く落ちてほしい。
#4
コントローラメモリ:1.25
排出時間:1分58秒
大体これくらいで良さそう。
メモリ1.25で良さそうです。
荒代かきやってみた
1枚目
いきなり、作業終了後ですが、トラクターの低速2速は、0.9km/hなので、予想よりもスーパーシリカ入ってる感じです。
代かきはトラクターが激しく汚れる作業です。(ドロドロ)
タイヤのトラクターよりもフルキャタの方が、掃除大変そうです。。。
2枚目
Before
いつもは水が入るのに何日もかかるのですが、今回は畦皮むきしてぐるっと1周溝があるので、水の入りがとてもいいです。昨年の秋に田起こししたのが効いているのか、水の浸透も早い感じです。
トラクターで奥に水を引っ張って行きましたが、均質になるのに時間かかりました。
フルキャタのトラクターは、ロータリー上げたまま走って、踏んだところに水を引き込んでから、代かきしたほうが捗りました。
3枚目
3枚目は、ちゃんと水が入っていたので、比較的楽に作業できました。
盤が浅くて石があるところで、ロータリーが跳ねたときにグランドソワーの蓋が吹っ飛びました。
(元々、割れていたのも同じことをしたか、取り外した際に落としたんですかね。。)
Before
After
代かきした翌日の写真です。
スーパーシリカ使用量
グランドソワーのダイヤル1.25、標準ロール、トラクターは低速2速で、トータル3.75袋(75kg)使いました。60kg予定が75kgでした。計算するのに、トラクターの速度(1.0km/h)が実際はそれよりも遅かったことと、重なり幅が少し広かったでしょうか。
1反弱なので、基準量の中の上になりました。
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